売掛債権の額面・手数料率・入金予定日までの日数から、手数料を年率に換算します。ファクタリングは借入ではないため「金利」は付きませんが、年率に直すと融資・ビジネスローンと同じ物差しで調達コストを比べられます。同じ条件で年間に何回も使った場合の総額も同時に試算します。
ファクタリングの手数料は「額面の◯%」という一回きりの数字で提示されます。一方、融資は「年◯%」で提示されます。単位が違うため、そのままでは比較できません。手数料を年率に直すと、はじめて同じ土俵に乗ります。
ポイントは期間の短さです。同じ手数料8%でも、入金予定日まで残り90日なら年率換算はおよそ35%ですが、残り30日なら約106%になります。「あと30日待てば入る売掛金」を8%割り引いて先に受け取る、という取引だからです。
実際に手元へ入るのは手数料を引いた後の金額です。「いくら調達するのにいくら払ったか」で見るのが、融資の金利と同じ考え方になります。額面を分母にすると、コストがわずかに小さく見えます。本ツールは調達額ベースを主表示にし、額面ベースも参考値として併記しています。
年率換算はあくまでコストを比較するための物差しであり、ファクタリングの是非を単独で決めるものではありません。判断には次の3点を並べてください。
金融庁は、ファクタリングを装った実質的な貸付(偽装ファクタリング)について注意喚起しています。買戻し特約がある・分割弁済を求められる・給与を対象にしているといった取引は、債権の売買ではなく貸付とみなされる可能性があります。判断材料と一次ソースは資金繰りが苦しい時の選択肢ガイドにまとめています。
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